富士フィルムのコンデジ(コンパクトデジタルカメラ)『FUJIFILM X100V』の発売日(2月5日)に合わせてYouTubeにアップされた公式動画が大炎上で即刻削除されてしまいました。
「こんな撮られ方はイヤだ!」「盗撮推奨かよ」「富士フィルムこれはないわ」とネットが大荒れになった動画とは、どんな内容だったのでしょう?
またその写真家、鈴木達朗という人はどんな人なのでしょう?
調査してまとめました。
コンデジ(コンパクトデジタルカメラ)『FUJIFILM X100V』PR動画にして大炎上!富士フィルムは公開後すぐ削除
これが炎上した富士フィルムの動画らしい。
僕も写真が趣味でスナップ写真をたまにTwitterにアップするけど、嫌がられてるのだろうか。
写真を撮る人はマナーを守りましょう。#富士フィルム#FUJIFILM
pic.twitter.com/6AGW1FTBch— たま@写真垢 (@tama_277) February 5, 2020
富士フィルムの公式サイトからは既に動画は削除されているのですが、ツイッターではまだ見ることができました。
ストリートスナップという写真のカテゴリーがあるのは知っていますが、この撮り方は正直どうかなって思いますね。
もし自分がこんな風に撮られたら嫌だなって思ったし、アートの一言で片付けるにはちょっと乱暴だと思いました。
写真家 鈴木 達朗の通行人盗撮スタイルとは?
渋谷TSUTAYAでTokyo Street Vol.3の取り扱い始まりました。
よろしくお願いいたします。 pic.twitter.com/H6eHsV1vE8— Tatsuo Suzuki / 鈴木 達朗 (@tatsuo2006) January 26, 2020
1965年生まれ、東京都出身、2008年から写真を始め、主にストリートスナップを取り続けてきたそうです。
その撮影スタイルをこのように表現されていました。
自分の内面にあるぐつぐつと煮えたぎる焦燥感、緊張感、あるいはビート感。
こうした状況のもと、東京という街へ繰り出し、被写体との対峙、スピード、一瞬の閃光、こうしたものを掠め取ろうと日々模索している。
ここにある写真群はそうしたものの一部だが、これは自分が感じる東京にほかならない。
撮り続けることによってより深く、より鮮明に、より破壊力のある写真群を提示できるのではないか。
ただそれだけのために自分はシャッターを切り続ける。
スピードを重視するとはいえ、すれ違いざまにポケットからカメラを取り出した不意打ちは、さすがにどうかと思いますね。
芸術も時代性ってあると思います。
ネットの反応は?多くが否定的
……ていうかさ、
さっきRTした富士フィルム発信の問題の動画。
ラストに話し手が撮影したスナップ写真が出てくるけど、
あれ、掲載にあたって写っている本人に掲載の許可はとったのかな。
無許可もしくは拒否された状態で載せていたら、
ヘタすりゃ裁判沙汰になるで。— 鉄ちゃん@たくみ:婚活中 (@Mackey10301) February 5, 2020
そうそう。
スナップを否定しないし、富士フィルムの人選をどうのこうの言わないけど鈴木達朗氏の行為は完全に迷惑行為だよ
通行人の前に立ちふさがって避けてるのも追いかけて写真を撮ってる
それに悪意がないのがたち悪い— やぶろ (@YaBuRow125cc) February 5, 2020
スナップと盗撮の境界線はよく議論になるけどこれはなあ・・・
動画出す前におかしいと思わない富士フィルムもアウト
— とんがり (@Tongari_gadget) February 5, 2020
時代の一言で片付けるのも乱暴かもしれないですが、やっぱり時代かな、って感じですね。写真家のスタイルもそうだし、それをプロモーションに使うという企業の方針もそうだし。
富士フィルムの動画炎上、いよいよスナップ写真、というか相手の同意無き写真が絶滅の方向へ進んでることが如実になってきた感。
後はもう死ぬまで撮ったスナップは公表せず、自分の死をトリガーにして一挙に公開するようなやり方でしか責任からは逃げられないね。— fukusukehino (@fukusukehino) February 5, 2020
今回は富士フィルムがやらかしただけで、2020年にもなっていまだに人物撮る系のストリートスナップをガチでやってる写真家の人達って警察に捕まるとか気にしてないし、今回の炎上でスナップやめるとか絶対に無いから正義の味方の人達は写真家個人を叩いても時間の無駄だぞ
— 快眠 (@kaimin_NO1) February 5, 2020
富士フィルム
丸投げした代理店のせいにして逃げずに
堂々とすりゃ良いのに(・ω・`*)それに
こんな撮り方今どき推奨すんな
完全に不審者じゃねぇか(笑)スナップを居合いに例えるなら
刀抜いたの悟られてんじゃねぇよ
ただの弱いもん狙いの辻斬りじゃん https://t.co/Vw5fvVSF25— たかし@光速の豚©️(タオル巻いてても家系ラーメン作れません(´・ω・`)) (@takashi024852) February 5, 2020
富士フィルム、この時代にそりゃないわー、だった。
スナップ写真は撮りますよ。
しかしながら、ネットにアップするときには、顔を全部塗りつぶしてますわよ。
外に出さないならまだしも、アップしちゃうのかー。しかもレンズを向けられた人、めっちゃ嫌がってるし、通行の妨害。
— 姉御の一人旅ガイド 西安に行きたい。🇩🇪🇫🇷🇮🇹🇹🇭🇸🇬🇲🇾行きたい (@AnegoSatoko) February 5, 2020
富士フィルムしっかりしろ!という系の声も。
富士フィルム何やってんの?
スナップ写真は盗撮するための行為じゃないよ。いいカメラ出してるんだから、こういう幻滅させる動画作らないでちゃんと企画してからカメラの良さを伝えてくれ— らみあ@KH3リミカ攻略中 (@D_0402_mareless) February 5, 2020
富士フィルムの動画、もう公開停止か・・・。
自分はああいう「スナップ」は支持しないけど、議論を呼ぶ挑戦的なシーンを公開する勇気は支持したいと思ってた。
しかし残念ながら、会社として確固とした思いに基づいた公開ではなかったようだ。— てづくり (@tedsukuri) February 5, 2020
富士フィルム、今まで苦労がパーになる感じの炎上。
スナップの撮り方怖過ぎるでしょ。— Vガミ (@Vgami) February 5, 2020
擁護する意見もありますが、少数派の印象です。
今、写真はアイドルのようにサブカル化している。富士フィルム、負けないで。あなたたちが負けたら、日本のスナップは死ぬ。責任と覚悟をもって、責任と覚悟のないアマやアウトサイダーらと戦ってほしい。富士フィルムは日本写真史にひとつの文化を残しているのよ。#tatsuosuzuki
— ENAK|photo lesson (@photo_kamakura) February 5, 2020
割と冷静な意見も。
件の写真家のアカウントにはあのようにして撮られたであろうスナップがあって、その中にはいいなと思うものがいくつかあった。富士フィルムの動画はその背景にある、人の領域にふみこまれる嫌悪感を見せたわけで、分かってはいたけど実際目の当たりにすると嫌すぎるな…となってしまった。
— ryo🐧🐦🐤 (@ura_rin) February 5, 2020
この写真家の方はこれがスタイルだということですが、表現の自由も、あからさまに人に迷惑をかけていいものでもないと思うのですよね。
アートは過去にもいろいろお騒がせを起こしてきていますが、今回のは作品の話題性よりもその方法に疑問がついたケースではないでしょうか。
あっという間に動画を消してしまった富士フィルムの対応にもモヤっとしたものが残ります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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