オンワードクローゼットのCMソングが話題です。
スローで心に染みる洋楽、絶対どこかで一度は耳にしたことがあるはず。
この曲名は? 歌うのは誰?気になることをまとめました。
オンワードクローゼットCMソング 洋楽の曲名は? 歌うのは誰?
外出自粛を「試着室の中にいる」と見立てて、自粛が解禁されたら大好きなファッションを楽しむための準備期間、としてモデルの中村アンさんなどの自撮り満載なオンワードの #StayStylishプロジェクト のCMソング。
この洋楽は、ナット・キング・コールが歌う「Smile(スマイル)」です。
どこかで聴いた覚えのある、懐かしい曲ですよね。
オンワードクローゼットCMソング のSmile(スマイル)とは?
CMで流れているSmileはナット・キング・コールが歌っています。(▼こちらですね▼)
けれどこの歌は、もともとは歌詞のついていないインストゥルメンタルでした。
喜劇王チャーリー・チャップリン(チャールズ・チャップリン)のサイレント映画「モダンタイムズ」のテーマ曲としてチャップリンが作曲したものでした。
その後、1954年にジョン・ターナーとジェフリー・パーソンズが歌詞とタイトルを加えたのですが、この歌詞の「笑っている限りは明るい明日が常にある」という下りは、まさに今の時代にぴったりではないでしょうか。
オンワードクローゼットCMソングのSmile(スマイル)を歌うナット・キング・コールとは?
LOVE TO SING? Sing “L.O.V.E.” to your mom, tag us, and we’ll retweet your video! “L is for the way you look at me!” @CapitolRecords @UME #MothersDay #MothersDay2020 #ThanksMom #MothersDayGift #Love #Moms #Mother #Family #Motherhood #NatKingCole https://t.co/YGPbcsQoo0 pic.twitter.com/WAGd4CQxgK
— Nat King Cole (@natkingcole) May 4, 2020
このCMで流れるバージョンのSmileを歌うナット・キング・コールさんは、アメリカのジャズピアニスト・歌手です。
アラバマ州のバプテスト教会の牧師である父と、教会のオルガン奏者だった母の間に生まれたナット・キング・コールは、12歳まで母からオルガンを習い、1930年代からピアニストとして活動をはじめました。
1919年の生まれなので、10代のうちにすでにピアニストということになりますね。
1939年にピアノ、ギター、ベースからなる「ナット・キング・コール・トリオ」を結成し、トリオバンド流行の火付け役となりました。
ピアニストだけでなく、歌手としても「ストレイトン・アップ・アンド・フライ・ライト(Straighten Up and Fly Right)」(1944年)などのヒットを飛ばし、ジャズからポピュラーへとフィールドを移していきます。
「スターダスト(Stardust)」「ホエン・アイ・フォール・イン・ラブ(When I fall in Love)」など大ヒット曲というかスタンダードと言っていい曲が多いので、名前は知らなくても曲は知っているというかたも多いのではないでしょうか。
CMで使われたSmileはもともとインストゥルメンタルだったものを、ナットのレコードのために詞とタイトルをつけたということです。
「ホエン・アイ・フォール・イン・ラブ(When I fall in Love)」や「アンフォゲッタブル(unforgettable)」は娘、ナタリー・コールとのデュエットもいいですよね〜。
この曲(When I fall in Love)は実はカバーで、更に後年セリーヌ・ディオンとクライヴ・グリフィンのバージョンはロマンチック・コメディ映画『めぐり逢えたら』(トム・ハンクス&メグ・ライアン)の主題歌としてヒットしたので、そっちで覚えている方も多いかもしれませんね。
ヘビースモーカーだったナット・キング・コールは、1965年2月15日に肺がんのために亡くなっています。まだ45歳で、人気も絶頂だったときであり、まだまだその声を聞きたい人が多い中亡くなってしまったのは、とても残念です。
Smile(スマイル)の豪華なカバーバージョンこんなに!
Smile は数え切れない多くのアーティストによってカバーされてきました。
いくつかピックアップしてご紹介しますね。
ナット・キング・コールの娘、ナタリー・コールが歌うSmile.
セリーヌ(セリーヌ・ディオン)もカバーしています。
名カバーと言われたロッド(ロッド・スチュワート)バージョン。
マイケル(マイケル・ジャクソン)のカバーは、ささやくように歌う優しいSmileで、数々のSmileを聴いてきたけどマイケルのが最高、という人が跡を絶ちません。
マイケルは自分の曲よりもこのSmileを愛していたと語っています。
いつまでもいつまでも聴いていたいSmileですね。
他にもカバーしたアーティストの一覧です。
こんな人も?というような意外な人にもカバーされています。
バルビ・ベントン
マイケル・ボルトン
マイケル・ブーブレ
シャリース
シャーメインズ
エリック・クラプトン
ペトゥラ・クラーク
ホリー・コール
ナタリー・コール
ハリー・コニック・ジュニア
エルヴィス・コステロ
ダリダ
スキータ・デイヴィス
ジャヴァン
ロバート・ダウニー・Jr
ジミー・デュランテ
ベティ・エヴェレット & ジェリー・バトラー
ジャクリーヌ・フランソワ
マリア・フリードマン
ジュディ・ガーランド
Glee Cast
ジョシュ・グローバン
スティーヴ・ハウ & マーティン・テイラー
マイケル・ジャクソン
ラ・インディア
レターメン
ライル・ラヴェット
ジョニー・マティス
ジュリア・ミゲネス
ロリータ・ミリャフスカヤ
MISIA
ジャネル・モネイ
ピーノ・プレスティ
レイ・クイン
サン・ラ
ニディア・ロハス
ダイアナ・ロス
バーブラ・ストライサンド
ラッセル・ワトソン
ウエストライフ
デヴィッド・ホイットフィールド
スティーヴィー・ワンダー
ティミ・ユロ
ロッド・スチュワート
ジェフ・リン
まとめ
テレビを見ていなくても、Smileが流れると思わず振り向いてしまいますね。
オンワードのStayStylishプロジェクトの赤十字チャリティというスペシャルなCMですが、笑顔でいれば太陽がきっと君を照らしてくれるという歌詞が、うつむきたくなる今の状況にまさにぴったりな気がします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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